シャルキュトリcharcuterieとはフランス語で食肉加工品全般を表す言葉です。

「char (肉) + cuite (火を入れる)」が語源。

 

日本での知名度は低いですが、フランスではワイン、チーズと並んで家庭料理に欠かせないもの。

一種類の食材のみを指すのではなく、生ハムやソーセージ、テリーヌ、パテなどもすべて「シャルキュトリ」です。

その多くは豚肉を原料としますが、カモやガチョウ、ジビエなどが使われることもあります。

豊富な食材と「加熱」、「非加熱」、「発酵」、「燻製」などの複数の調理製法も合わせると多数の組み合わせが出来上がるのが特徴です。

 

これらを販売する店も「シャルキュトリ」といい、食肉加工技術を持つ専門職人は「シャルキュティエ」と呼ばれ、フランスではパティシエやショコラティエと同様、職業として認められています。

 

もともとはお肉を常温で長期保存するために生まれたものですが、現代では健康食品として再び注目されています。

シャルキュトリ製品は良質なたんぱく質の宝庫。鉄分やビタミンB群といった栄養素も多く含まれています。

ワインだけでなくビールやウィスキー、日本酒などあらゆるお酒との相性も抜群です。